親の言うことは聞かなくていい、負担がかかるならやらなくていい

【一人娘の実家売却】YOKOです。

5回に別けて利用したお片付けサービス。そのうち父の収集した古雑誌・古書を買い取りのために家中から一ヶ所に集めたことがありました。

その作業をして気づいたこと、感じたことなどまとめたいと思います。

タイトルにある通り「親の言うことって聞かなくていいな」ってことなんですけどね(笑)

古雑誌・古書を集める

父が本を置いていたその場所とは

2階 父の部屋(押入れ・天袋・室内)
2階 祖母の部屋(押入れ・天袋・室内)
2階 私の部屋
1階 リビング・台所

四ヶ所です。

こんまりさんは、家の中にあるものをジャンルごとに一ヶ所にまとめるところから始めると言っていますよね。

これは本当にそう思う。

片付けられない人はモノを元の位置に戻さずいろんなところに置く習性があると思います。

父も作業した後に片付けず、趣味や新聞の切り抜きなど何かしらの作業をこの四ヶ所の順に勢力拡大していました。

本来でしたら各部屋にある本を紐で括って資源ごみの日に出して終わりのはずだったんです。でもこの時の父は自分が集めた古本に絶対の自信を持っていたのです。

そう、高値で売れると思ったみたいなんですよ。

戦前から1960年~1980年代の書籍。好きな人には好きかもしれない。ただ果たして査定はどうなのでありましょうか。

天袋に押し込められたカビ臭い古雑誌を下ろすのは大変。汗だくになりながら作業しました。

足の悪い父がよくこんな高いところの、ましてや奥の方に収納することができたものです。火事場の馬鹿力と言いますが、人は【大事なもの】だと思うと何か特別な力が出るのだろうか。

とりあえず、父の布団をしまって1階8畳和室に古本を集めたところ…

ほぼ部屋が埋まりました(汗)

これは古本屋に早く来てもらわんと!!とインターネットで検索しました。

さて、どのような査定だったと思います?

本当に笑っちゃうんですけどね。

値段つかないって言われたんですよ(恥)

8畳いっぱいの古本が、まったく値段がつかない!

結構キレイな写真集もあったんですけどね。女優の写真集が結構あった。でもたくさん流通しているから値段つかないんだって。

「値段は付かないけど処分しましょうか?」と仰る。

ん!?これは…値段は付かないと言って無料回収しようとしてるの?とは思ったんですけど…

他の業者を呼ぶのも面倒くさい。

そのまま全て引き取っていただきました。

父には値段は付かなかったと告げるとそれなら仕方ないな、という反応だったのでこの件は終了となりました。

親の言うことは聞かなくていい…かも?

この件を通して気づいたこと。

父は想像以上に自分の価値判断に自信があったんだなぁと言うことです。

絶対売れる、という口ぶりでしたから。でも結果はこれ。こっちもさ、あまりにも自信満々で言うから「そういうものかな?」と思っちゃったよ。

それについ希望を叶えてあげたいと余計な労力も使ってしまった。

 

実はこの後もまんまと父の口ぶりに引っかかってしまったのです。

入院中にお見舞いに来てくださった方に一眼レフを譲りたいと言われ、その口ぶりから御本人とも話が付いているのかな?と思って連絡すると全くそんなことないのです。

女性だったのですが「一眼レフは重すぎて自分には扱えないので」とご辞退されました。

 

また、父は油絵を描いていたので作品を○○さんにあげてほしいと言われましたが、

「すでに一枚いただいているから」とこちらもご辞退されたことも。

 

ああ、父の一方的な想いで周りの人にいろいろ押し付けていたのですね…本当に申し訳ございません!(汗)

貰った側は社交辞令で褒めることもあっただろうから、父の中では喜ばれてる!って妄想入ってたんだろう。

 

父はモノクロ写真は自分で現像していたため、写真の引き伸ばし機があったのですが、それも譲りたいと呟いていて。

確かに写真の引き伸ばし機って買うとそれなりにお高い。使ってくれそうな人がいるなら譲りたいと思うだろう。でも大きくて押入れ半間位場所を取るんです。(ある程度高さも必要)

話を聞いているとその方は父と話をしていて「自分も写真をやってみたい」って言ったそうなんですが

写真をやってみたい=引き伸ばし機が欲しい

…ではありませんよね!(汗)

さすがにここまでくると、こちらも話をスルーするようになりました。

独り言のような、そうでないような「○○したいんだけどなぁ…」みたいな同情をして欲しいような口ぶりをしてきたら「ふーん、そうなんだ」と話は聞いてあげますが、自分のシャッターはガラガラと下ろしてましたね(笑)

親の話は適当に。スルーする力を身につける

ネットでも「姑が家庭菜園の虫食いだらけの野菜を送ってきます」なんてお悩みを見たことがあります。

(お年寄りが)「相手が○○を欲しがっている」と言うときは本人の願望がかなり入っているのではないかと思ってます。

頼まれた側は相手方にコンタクトを取り、こちらが届けたり、送ったり、場合によっては取りに来ていただいたりとかそれをするのだってものすごく負担です。

大体、自分でできないことを子供にやらせようっていうのが間違っている。

間違ってるからね。

子供世代に必要なのはスルーする力だなぁとつくづく思います。

高齢で弱ってくるとね、子供は親の願いを叶えてあげたくなるんだけどね、ある程度のところで線引きはしたほうが良いと思います。

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経緯

Posted by YOKO