実家を売る?住み続ける?
【実家を壊そう】YOKOです。
お片付けサービス後、父が亡くなりそれから自宅をどうするか考えることになりました。
一応売却の方法で考え始めましたが、スムーズにはいかず、何度も何度も何も進んでいないような気分になっていました。
今回はそのあたりのことをまとめます。
父が亡くなるまで
2013年11月に実家に戻ったと思ったら12月に父が入院。
2014年に転院はできましたが、症状は思わしくない。私も自宅で過ごすのはもう難しそうだなと感じて、老人ホームで暮らせるようになってくれれば良いのになとは思っていました。
しかし自力での呼吸がちょっと難しかったんです。
父は若い頃に結核を患ったことがあり、呼吸器系の疾患になってしまったことは大きなハンデでした。結局1年強の入院生活を経て、翌2015年に他界しました。89歳でした。
そんな私は悲しさもあったんですが、父の部屋を片づけすぎてしまった!?とも思って悪いことしちゃったかなと最初は焦ったんです。でも、
片づけてもらって安心したんだよね。
知り合いのご夫婦のお父様が結婚式の後、割と早く亡くなってしまって驚いたことがありましたが、娘を託すことができて安心したんだと思う。もう思い残すことはないって心境になると人は次の人生に向けて動き出すんだなぁと思います。
しっかし葬儀までがこれまた大変でした。
1月上旬だったのですが、前年12月に亡くなった方で火葬場はいっぱい。父は1周間も家に居たのです。
よほど家が好きだったってこと?
だったら、もうちょっと片づけて欲しかったよ!(←結局そこ?)
実家は売却したほうが良いらしかった
葬儀が終わった後はさすがに疲れましたね~。1年病院通い、兄の帰省も年に2~3回やっていましたし。回数が少ないと思うかもしれませんが、やりたくないことを我慢してやっているので疲労感がハンパないのです。
自分のために時間を使えていませんでした。仕事も休業状態。もうクッタクタだよ。
相続の手続きもやらなくてはいけません。これからどうするかは喪が明けてからにしようと思いました。約1年間は家のことはお休みです。
さて、私はヒーリングをしていますが、やれる限りは自己ヒーリングをします。でも自分のことは第三者に見てもらったほうが良いときもあります。やっぱり自分でやると先入観があってケアしきれないところが出てくる。
幸いなことにヒーリングスクールの友人がたくさんいますので、必要になったらお願いしていました。その際、ほぼ皆に言われたことは
「引っ越したほうが良い」「家は売ったほうが良い」
でした。
なんだか家を売りたくない
ところが私ときたら、実はあまりそんな気にはなれなかったんです。実際住み続けるつもりでトイレのリフォームもしたし。
住み慣れたということもありましたが、駅から6分、東京駅まで1時間あれば出られるという条件の良さ。静かで環境が良い。さらに訪問される方からよく言われたのは
「しっかりとした家の造りだね」ということでした。
確かに東日本大震災の後に襖の張替えをした際も、業者から襖の歪みが無いことを褒められたと父は言っていました。
ここ千葉でも太平洋側の利根川~銚子~九十九里や東京湾側の富津~浦安辺りは被害が大きかったのですが、内陸部でも襖が歪んでしまうケースがあったようです。
私の保険の担当をしてくれている女性は「柱がいっぱい入ってるし壊しちゃうの勿体無いわね」とも言ってくれましたし…
そう、実際に家を知っている人から言われることは「勿体無い」って反応なんです。そうするとあれ?やっぱり住み続けたほうが良いのかなという気になる。
そもそも、ここに居て何の不便も無い。
どうしようかな…
この後、自宅をどうするかでしばらく考え込むことになります。
ちなみに直感では「売却」なんですが、かなり大きいものを動かさなくてはいけないのでさすがに面倒くさい。そして直感を選ばない自由だってあるわけで。
また直感の通りに進められない理由もありました。
相続税については税理士事務所に頼みましたが、関連の不動産会社から「条件が良いですよ」と言われて売却を勧められましたが、感情がこみ上げてきてちょっと無理ですとお断りすることもありました。
それは家がなくなる悲しみというよりは、恐怖に近い感じです。
「この家を処分してしまったら生きていけないよ」と家が言っているような感じがしていました。
なんだろう、これ?
呪い!?(苦笑)
そうなんです。呪いだったんですねー。怖っ!
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