父の生前整理はお片付けサービスを利用。その金額は?

【一人娘の実家売却】YOKOです。

記事は時系列で進めます。最初に家の片づけに着手したのは父の生前整理でした。

2013年11月、私は10年間の結婚生活を終え実家に出戻って来たのでした(汗)

結婚前に使っていた自分の部屋に荷物を入れたかったのですが、すっかり父の私物に占領されていました。まずそれを片付けないと荷物を入れることができません。

2階は3部屋あり、私の部屋と父の部屋がありました。さらに平成元年に亡くなった祖母の部屋は父のセカンドルームとして長い間使われていました。

父はさらに私の部屋にまで勢力拡大していたのです(苦笑)

実家は恐怖の館になっていた

父の部屋は汚部屋一歩手前。(いや汚部屋か…!?)さすがに天井までモノが積み上がっているようなことはありませんでしたが、床は完全に足の踏み場が無い状態です。

私の部屋のベッドは父が一定期間使っていた痕跡があります。じゃあそのベッドを使っているかというと今は違うみたい。

母が他界した後の5年間で家全体はビックリするくらい汚くなり、ゴキも増えて恐怖の館になってました(涙)

(その5年間にもちろん私も度々来ていましたが、知的障害者の兄の帰省受け入れがあり、片付けまではできず…)

広めの1階8畳和室だけはヘルパーさんが入ってくれてキレイに掃除され、空気清浄機を点けて父は布団で寝ていました。

何じゃそりゃー!

汚すだけ汚しておいてそれかい!

父が寝ていた8畳和室は布団を敷くだけに使用していたこと、さらに二間続きだったこともあり(8畳+6畳)私の荷物はそこに仮置きすることにしました。

Good Job 私!
荷物が少なくて良かったよ…

家がそれなりに大きくスペースがあったので、家中が汚いというわけではありませんでしたが、お世辞にも快適な家とは言えませんでした。

父の緊急入院

早いうちに部屋を片付けて荷物を動かそうと思っていたのですが、なんと。

出戻って3週間ほどで父が緊急入院してしまいました!

父は88歳でしたのでデイサービスを利用していましたが、昼食の後に急に具合が悪くなり救急車で運ばれてしまったんです。

診断されたところ誤嚥性肺炎とのことでした。

食べ物や唾液が気管に入り、その細菌が肺に入り込むことで起こるのが誤嚥性肺炎です。 高齢者は気をつけなくてはいけないと言われている病気です。

父の入院中にお片付けサービスを依頼する

翌2014年、病状が一旦落ち着いて転院した後、父が自分の部屋を片付けて欲しいと言い出します。

…。(思考能力が停止)

父の私物は

・本業のデザイン用具
・趣味のカメラが多数(写真のネガ・ポジフィルム、モノクロ写真を自分で現像していたので薬品類、撮影した大量の写真の紙焼き、写真の引き伸ばし機)
・大量の古い雑誌、切り抜き等
・自分の使っていた布団(布団何枚あるんや!)等々。

勢力拡大した隣の部屋にも

・油絵のキャンバス、絵の具や筆、押し入れいっぱいの額縁。
・PCとプリンター。

さらに隣の私の部屋では比較的ゆったりと作業ができるように机を使っていました。使いっぱなしのベッドはここにあります。

最初はやろうとしたんです。

でも次第に「これは無理だな」と悟ったんですね。

紙類が多かったので父の部屋にはゴキがいないのだけは幸いでしたが、カビ臭くてクラクラします。

実は私はヒーリングやセラピーを長年学んでいたんですね。お客様にセッションもしていましたから、ここで私が片付けるとどうなるか十分に理解していました。

やりたくもないことをやると自分にダメージが来るだろうなと予想できたんです。

そこで頭を切り替えて、ここはお片付けのサービスを利用しようと決めました。

お金がかかってもどうせ払うのは父だしね。

後から考えたら死期が迫っていて本人なりにキレイにしたかったんだなぁと理解しましたが、あの貯め込む父がほとんどのものは要らないと言い出したのが後押しになりました。

お片付けサービスの当日の様子

下見で出た見積もりは結構な額でしたが、父のお金なんでもうGOです。

当日は男性5人に朝から夕方までガッツリ作業していただきました。

父から指示されたものはガンガン処分。判断が付かないものはその都度声をかけてもらって私が指示をして残すか廃棄するかして行きました。

結局、私のベッドもこの時処分してしまいました。

大きめの家具の移動は大変だったと思いますが、皆さん頑張ってくださいました。確か5トントラック2台だったと思います。

足の踏み場も無かった父の部屋に残ったものは、

・ロッカー(カメラや写真、ポジフィルム等あり)
・小さめのデスクと椅子
・整理ダンス
・仏壇
・低めの本棚

…となり、これらが置いてあってもスッキリとしたほぼ何もない印象の部屋になりました。押入れは空(カラ)です。

父のお気に入りの油絵や額はとりあえず保存。これは隣の元祖母の部屋の押し入れをまるまる使う感じで収納しました。

お片付けサービスの気になる料金

それでは、気になる料金を発表します。9時頃から17時頃まで、トラック2台に男性5人での作業で…

30万円だす。

片付けながら不要品を運び出し人員も多いし妥当なのかな。自分一人では動きそうもないことを1日でやってもらえたのは有り難いことです。

これで3部屋の「明らかに要らないもの」は処分することができましたが、これと並行して台所やリビング等1階の不要品の分別も5回に別けて取り組みました。

これは別のサービスを利用したのですが、女性一人が2~3時間一緒にお片付けした後、リサイクルできそうなものを回収してくれるというシステムでした。

これについてはまた別記事でまとめたいと思います。

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経緯

Posted by YOKO