私の実家は呪われている
【実家を壊そう】YOKOです。
父の他界後は
「この家を処分してしまったら生きていけないよ」と家が言っているような感じがしていましたが…
どうやら四十九日が終わるまでは父が度々やって来ていたようなんですね。もうね、すごいっすよ。ドアがドタンバタン開いたり閉まったり。
最初は何でこんなに音がするのか不思議でした。窓を開けているときもありましたが、風でこんなに急激にドアが閉まる?あれ、もしや…と思って友人にヒーリングセッションしてもらったら父が来てると。
「2階にどなたかいらっしゃるのかと思ってました」とお客様に言われたこともあったくらい。
そんな不思議な事がありましたが、実家にはそれよりもーっと怖いことがあったんですねぇ。
両親や兄弟姉妹との関係を見直す
突然ですが、あなたとご両親や兄弟姉妹との関係はどんなものだったでしょうか?
実家の片付け、解体、売却を経験して思ったのは、単に物理的な作業だけでなく精神的なケアをしながら進めることの大切さです。
スムーズに進まない場合は感情面の処理をしたほうが結果的には速く進みます。
私にとっての両親や兄はなかなかチャレンジングな関係で随分と我慢してきたと言っていいと思っています。
私の家族は皆、障害者なのですが
【父】
身体障害者3級。大正14年生まれの父はシベリア抑留の際に右脚を失いました。(義足での生活)最年少での召集、帰国後の復帰に時間がかかり私は父が40歳のときの子供です。中腰、かがむ、水に義足を漬けることができない等、行動に制限あり。
【母】
身体障害者2級。父もそうでしたが母も結核を患い手術をしています。身長は158センチ位でしたが、体重は40キロあるかないかで速く歩くこと、運動はできませんでした。また重いものは持てません。風邪をひくと1ヶ月位寝込むこともよくありました。
【兄】
重度知的障害者。福祉施設に入所。会話と筆談が不可。父が他界するまでは定期的に実家への帰省あり。
こんな感じで家族がそれぞれが障害を持っているので、両親や兄が身体的にできないことを私が代わってやることが多く、常に(主に)母親から指示されていました。
”ああ、そろそろ○○をやれって言われそうだな、これが終わったらやらなくちゃ”と思っていると必ずと言っていいほど母から声がかかり、その繰り返しにウンザリしていました。
何よりも将来は知的障害がある兄の世話をするのだと言われることが最大のプレッシャーでした。
このような家庭に育つと協調性が育ち病気や障害への理解もでき、忍耐強い子供になります。しかし自分の要望を伝えることができず、自分のことは何かと後回しになります。
私の場合は自分の幸せや健康を後回しにする傾向があり、いつも疲れていました。でも「疲れた」って言うと怒られる。もー踏んだり蹴ったり!(泣)
仕事から帰ってきて疲れたって言うのがそんなにいけないのか?
親にしてみれば【健康なのに疲れたって言うのはおかしい】って感覚だったんだと思います。
親にとっての家、私にとっての家
そんな家族の状況でしたから、親にとっての家とは
【いずれ自分たちが亡くなった後は娘が息子のために運営する場所】
であり、私が維持すること前提で話を振ってきます。
だいたい何か言ってくるのは母。あるとき貯金はいくらあるか聞いてきたことがありました。そして思った以上に少なかったんでしょうね、
「それっぽっちでどうやってこの家を維持していくの!?」
と激怒されたんです。
こっちはポカーンですよ。
この時まだ20代だったのでそんなにお金もありませんでしたし、代々続く旧家でもなく両親が建てた家でしたから。
そんな状況の中で私が実家を定義するとしたら
【自分を縛り付けて不自由な思いをする場所】
だったな、とつくづく思います。
恐れの感情をリリースする
そしてここからが大切なのですが私の場合
自分で不自由な場所と認識しながらも、自由になってしまったら親の期待に応えず怒られるような、そんな思いもあったのです。
【怒られるのではないか?】という恐怖があるのであれば、それは当然片付けや売却の際に「躊躇」として出てくると思います。
両親がいなくなっても身体にその感情は残っていて頑張って片付けしようと思っても思ったように進まなかったり、具合が悪くなったりします。
ですので、まずはその感情を手放すところから開始する必要があります。
私も何かしらの思いが湧き上がってきたらその都度、手放すヒーリングワークをしていました。
…つまり、そう!
親の執着=呪い、なんですな(怖つっ!)
まあ、親の愛と言えなくもないか…とも思いますが明らかに兄妹格差がありますからそれを私が承服する必要は無いと思ってるんで。
家には意図が放たれている
私の実家は親によって【娘が息子のために運営する場所】と設定されていたのだから、私にしたら疲れる場所だったわけだ。子供の頃からそこにいたので当たり前だったけど、魑魅魍魎としたものがいたんでしょうね。
親の執着が激しいとその場所はとても重く感じるはずです。
どなたのご実家でも親の「子供にこうして欲しい」思いは多少なりともあると思います。
今ならホント、すごく良く分かるんです。
私はヒーリングセッションの時に結界を張るんですが、ネガティブなものが入らないように設定をしています。
それを繰り返していくと、自然と室内は居心地の良い傾向になっていくんですね。
実際、室内に入った途端に居心地が良く感じるとか、感情が開放され始めるお客様もいらっしゃいますよ。
他者をコントロールしようとする意図もあれば、自由になるための意図もある。子供世代は後者を選択していって欲しいです。
感情を突き止めリリースし、呪われた場所に結界を張って作業する、それがこれからの子世代のお片付けのやり方としては良いんじゃないかなぁと思っています。
その詳細はまたいずれまとめます。
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